日本最古の書物の古事記に、熊野大社の神様、男性の神様の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と女性の神様の伊弉冉尊(いざなみのみこと)が、交わした言葉が、日本で一番最初に交わされたプロポーズといわれています。よって、山形県の熊野神社は、縁結びの神社としてたくさんの参拝者が訪れています。
その言葉とは
「ああ、なんと素晴らしい女性だろう」これに対して、女の神様である伊弉冉尊がこう返します。「ああ、なんと素晴らしい男性だろう」。駆け引きも飾り気もない、シンプルで、素直な言葉でプロポーズしたそうです。
境内へ
大鳥居を過ぎると参道には樹齢850年の大銀杏が、どーんとあります。あまりにも大きくて、全貌を撮れず。本当に立派な銀杏の木です。
46段の石段をのぼります。この石段もまっすぐで素敵ですね。
階段を登ると風格のある拝殿がみえます。茅葺屋根の拝殿になります。萱で葺くのは、山形県独自の建築様式ということでした。
茅の輪くぐり
無病息災を祈願できる茅の輪くぐりができました。茅(ちがや)というイネ科の植物で編んだ直径数メートルの輪をくぐることで、心身を清めて災厄を祓い、無病息災を願う行事です。茅の輪は、神社の境内や鳥居の下など、いわゆる「結界」の内側に設置されるとのことで、境内にありました。このようなことがあると、外国人にも日本の神道の行事を伝えられる良い機会ですよね。説明するのが、大変だけど。
「三羽のうさぎ」
熊野大社の本殿裏に、うさぎが三羽隠し彫りされているといわれています。うさぎを三羽見つけた人は、「願いが叶う」「幸せになれる」と言い伝えられていて、大人気。拝殿の左手からまわりこむと本殿があります。本殿の看板の前を通って進むと三羽のうさぎの看板が出てきます。
二羽までは、神社の人に聞くとヒントがもらえて、なんとなく見えた気がするのですが、 最後の三羽目は、人から聞いたり、場所を教えてしまうとご利益がなくなると言われてきたため、自力で探さないといけません。
実際は、「三羽のウサギ」が彫られている部分はかなり高い部分にあるので、結構見づらいです。もし本気で見つけたい人は双眼鏡を持って行くのがお勧めですよ。
夏はふうりん
熊野大社はふうりんでも有名です!毎年、夏には、三羽のうさぎを探すのに一生懸命になった人々に、たくさんの風鈴が心地良い音色を奏でてくれます。
日本のパワースポットである熊野神社、三羽のうさぎを見つけに外国人を案内してあげてね。縁をとりもつかわいいウサギの授与品もたくさんありますよ。
山形県南陽市宮内3476-1
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