日本で唯一の梨のミュージアム「なしっこ館」梨しかない!~外国人案内ツアー#159~

梨っこ館 ツアー

おいしくて甘い日本の果物は、外国人の大好物ですよね。コンビニの前でイチゴを美味しそうに食べている外国人、シャインマスカットの甘さに驚いたカナダの友人、私の近所のベトナム人は、いろいろな果物をさまざまな産地から取り寄せて楽しんでいて、日本の果物大好きと言っています。四季がある国でいろいろな果物を味わえるのは本当に贅沢だわ。

さて、日本で唯一の梨のミュージアム「鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館」へ行ってきました。みずみずしい梨、美味しいですよね。

梨の形の建物

写真ではよくわからないですが、遠目に見ると梨の形をした立派な建物です。

梨っこ

中に入ると明るいおしゃれな造形になっています。

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シンボルゾーン

ミュージアムに入るとまず目に入るのが二十世紀梨の巨木。枝の拡がりが20メートルもある巨木をシンボルとして展示。本当の木を移設したとのことで、特殊な加工をして腐らないようにして、1万以上のパーツに分けて、運び込んだそうですよ。迫力あります。

梨っこ

上からみるとこんな感じ。下からみるよりも、その枝ぶりのすごさを感じます。

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この古木のヒストリーや移設の物語も、丁寧に記載されています。鳥取県の梨にかける熱意が伝わってくる。

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梨3品種食べ比べ

お楽しみは、梨の食べ比べ。特別な保管方法(氷温技術)で梨を管理していて、なんと一年中いつでも鳥取県のおいしい梨をみずみずしい状態で食べられます。なんと3種類も!梨を食べ比べる機会が無いので貴重な経験。食べ比べてみると甘さや食感の違いなどがわかり、とても美味しく楽しめましたよ。

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梨と世界の人々コーナ

世界の梨、日本の梨のレプリカが展示されているコーナ。アクリルケースと照明デザインが素敵。梨が、世界中で食べられている様子がよくわかります。大きさや色もさまざま。外国人と一緒に行けば、自分の国の梨のルーツもわかって楽しめますよ。シアターでの映像コンテンツも充実していて、日本の梨のルーツをたどる「梨の来た道」という映像は面白かった。映像を通して、世界の梨園を巡ることができます。

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梨ものがたり劇場

鳥取県が二十世紀梨の産地になるまでの物語を映像とロボットのお芝居で紹介されます。梨農家のロボットがリアル。

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実は、鳥取の梨の歴史は、千葉県松戸市から二十世紀梨の10本の苗木を購入したことから始まっているのです。みずみずしくて甘味があるけれど、病気に弱くて栽培が難しい弱点がある二十世紀梨は、発祥地の松戸市ではあまり栽培されていないそう。一方の鳥取県は、独自の袋掛けや剪定の技術で、二十世紀梨の弱点を克服して、今に至るとのこと。ということで、オリジナルの松戸市に配慮ある展示もありました。

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館内のイラストがすごく可愛いです。作者は、鳥取県在住のイラストレーター伊吹春香さん。レトロな雰囲気を得意とする地元の作家さんを起用しているところも好感もてました。二階には、充実のキッズコーナがあるので、子供連れでも十分楽しめます。

一年中楽しめる、梨に特化したミュージアム。ぜひ行ってみてください!館内のレイアウトやデザインも素敵で、一見の価値あり。


鳥取県倉吉市駄経寺町198-4 倉吉パークスクエア内

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