日本の古代から伝わる装飾品「勾玉(まがたま)」を水子貝塚公園で作ろう~外国人案内ツアー第165弾~

勾玉 ツアー

勾玉とは、独特のCカーブを描く玉状の装身具で、古墳時代を中心に日本で数多く作られ出土されています。その勾玉づくりを体験できるのが、埼玉県富士見市にある国指定史跡「水子貝塚公園」の資料館。

勾玉

これが完成品。私が削りだしました。選んだ黒色は、石が固いとのことで、約60分かかりました。

勾玉つくり

事務所の一角にこのような教室があります。

勾玉の石は、黒、緑、ピンク、白から選ぶことができます。黒と緑は、石が固いとのことで、削りだしの時間が多めにかかるとのこと。ちなみに黒と緑の石での製作料金は250円、白とピンクは200円で体験できます。

勾玉キット

サンドペーパーと削り出す石が渡されます。石は、勾玉の形がマジックで書いてあって、紐を通す穴が開いています。サンドペーパーは目の粗いものが3枚と形を整える用のものが1枚。そして磨き用のものが一枚。

いざ削り出し!

トレイの上に新聞紙を敷いて、発泡スチロールの板の上に石を載せます。後は、ひたすら削る。消しゴムのように石を握って、サンドペーパーで削り続け、勾玉の形にしていきます。石粉まみれになったので、削り出し過程の写真は残念ながら撮ることができませんでした。端から端までなめらかなカーブを描いているのが勾玉ならではの美しさなので、自分の理想の形に近づけるよう削り出しを頑張るのみ。最後は、磨き用のサンドペーパーでなめらかにして出来上がり。

好きな色の紐とビーズを選び、完成。達成感ありますよ。勾玉は、日本の古墳のみで発見される装身具。外国人とトライすることで、日本特有の思い出づくりになること間違いなし!。神聖な力が宿ると信じられていた勾玉なので、大切にしてね。

この会場では、学校が休みの土曜日・日曜日・祝日、そして夏休み中は毎日開催されている体験型のイベントが催されているとのこと。勾玉づくり以外にも、貝のうでわづくり、火起こし体験、古代の鏡づくり、星空観察体験など、さまざまな体験ができるようなので楽しんでくださいね。

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