海なし県で有名な埼玉県。実は6000年前には海があったの知っていましたか?埼玉県富士見市にある「水子貝塚公園」。縄文時代に、古代人が日々食べた貝の殻をたい積させてできた貝塚がある環状集落跡 「国指定史跡水子貝塚」を保存、活用するために整備された公園になります。


6000年前の日本地図
それにしても、埼玉県に貝塚?どこまで貝を取りに行ったんだ?と思っちゃいましたよ。大宮台地と武蔵野台地の間に古入間湾があって、そこに水子があります。

なんとウォーターフロントだったんですよ。そりゃ、貝もどっさりとれます。

ちなみに水子というのは、「水のあるところ」という意味の地名。水辺もあり山もあり絶好の集落ポイントだったのですね。

茅葺の古墳がならぶ公園
真ん中にあるのが貝塚。そしてそのまわりに家が並んでいます。広々tとして気持ちが良いです。外は40度近い夏の日なのに、中は驚くほど涼しかったです。茅葺き屋根は、優れた断熱性と湿度調整能力をもっているそうで、それを取り入れて生活に活かした古代の人の知恵はすごい。

公園はとっても広々として気持ち良い場所です。五棟の竪穴式建物が復元されているので、一つひとつの家屋を丁寧に見ることがお勧め。

この公園周辺は海だったとは、現在の地形からは信じられないというのが正直なところ。毎月第1、3土曜日の午前と午後に各1回ずつ、ボランティアの市民学芸員による展示ガイドもあります。6000年前の地形を想像しながら古代日本に思いを馳せてみてね。
埼玉県富士見市大字水子2003-1
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