日本らしい奥ゆかしさ、じわっと風情を感じるわびさびと言えば、銀閣寺ではないでしょうか。金閣寺と違って見た目は地味に感じるかもしれませんが、味わい深さがあるとても洗練された和がすみずみまで行き渡っている、そんなお寺です。
外国人のみなさんには、わかりやすい金閣寺のみならず、ぜひぜひ銀閣寺の良さも知ってもらいたいです!!!
銀閣寺の正式名称は東山慈照寺!
銀閣寺の名の由来は、江戸時代に金閣寺に対して、銀閣寺と称せられたことがいわれのようです。正式名称は東山慈照寺です。1482年に室町幕府8代将軍の足利義政の山荘として建てられ、死後に寺院に改めたものです。
わびさびとは!?
「わび(詫び)」とは、何かが足りない、欠けているような状態。「さび(寂び)」とは、盛りを過ぎた、老いたような状態を示します。この「わび・さび」を生み出した東山文化が、まさに銀閣寺そのものなのです。東山文化の東山とは銀閣寺が創建された場所に由来しています。
質素であり、静かで落ち着いた、でも味深い「和」を表現したこの銀閣寺は、日本が誇る美の形ではないでしょうか。
庭園が素晴らしいです
池や石、松の木が銀閣寺の雰囲気を引き立てます。歩いていてとても気持ちが落ち着き、清々しい気持ちになります。
白砂の「銀沙灘(ぎんしゃだん)」と「向月台(こうげつだい)」です。こちら、写真で見るよりも実物のほうが広大で大きい印象を受けました。向月台の高さは180cmあるそうです!!この白砂を整えて維持するのだけでも膨大な労力がかかること容易に想像できます。
立体感のあるお庭で、上に登っていくことができます。
お茶のお水をくんでいた場所などもあります。
登っていき、高い場所から見下ろす銀閣寺もまた格別です。ずっと歩きまわっていたい庭園です。
ぜひ、外国人のみなさんにも、このわびさびの境地を味わっていただきたいです!!!銀閣寺にぜひぜひ足を運んでください!
<アクセス>
住所: 京都府京都市左京区銀閣寺町2
交通手段: 京都駅から京都バス5,17,32,急100、急102,203, 204, MN204系統「銀閣寺道」下車 *公式ホームページはこちら
マップ:
コメント