日本を代表する菓子パン「あんぱん」。パンという西洋からやってきたものに、日本古来の「あん」を包んで焼いてあります。その「あんぱん」を考案したのが、1869年(明治2年)創業の銀座にある木村屋。最近では、あんぱんを一個買いする外国人の姿を多くみかけます。店員さんの対応も慣れたものです。
銀座木村屋で買う「あんぱん」は一味違う
ここの「あんぱん」は100%酒種で醗酵させているのです。酒種あんぱんは種の仕込みから出来上がりまでに11日間ほどかかるそうで、量産できません。よって、本店とデパートなど限られた場所でのみ購入できるのです。また、創業から100年以上経つ現在でも開発当時の酒種発酵種と製法で、銀座の本店ビルの7階、8階で焼いています。だから作り立て。ほんのり温かいものが買えます。
一押しは桜あんぱん
八重桜の塩漬けが載っていて、私の大好きなこし餡の「桜あんぱん」。この餡が、甘すぎず、さっぱりとして、ふわっと桜の香りが口の中に広がり絶品です。外国人がどれにするかで迷っていたら、桜あんぱんを推してください!
新しい味もたくさん
季節に合わせて、「栗」、「いちご」、「芋」、「かぼちゃ」、そして2月だと「チョコレート」など季節に合わせたさまざまな味のあんぱんがズラリ並んでいます。
日本の食文化の一角を担うあんぱん。ぜひ外国人にも紹介してください。パンとあんこという未知との遭遇。
レストランでは焼き立てパンが食べ放題
1階のパン売り場の上には、レストランがあります。3階の洋食グリルでは、7階、8階の工場で焼いた焼き立てパンが食べ放題です。いろいろな種類のパンがバスケットに入って回ってきます。パンの良い香りとともに幸福な気持ちになります。
レストランで食べて、気に入ったパンがあったら、一階のお店で購入して自宅で楽しむことができます。
銀座四丁目交差点、和光ビルの隣にある木村屋本店。銀座でのお買い物に疲れて、ふっと甘いものが食べたくなったときには、あんぱんを食べてほっとひと息ついてくださいね。
住所:東京都中央区銀座4-5-7 銀座木村家
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