持ち歩き注意!石清水八幡宮門前の老舗銘菓『走井餅』

走井餅 プレゼント

石清水八幡宮に至る電車の中で、ずらりと並ぶ吊り「走井餅」の広告を見て、食べたいなぁと思っていたら、ちゃんと戦略的に本社殿に至るまでに店舗がありました。そしてなんと、最後のひと箱。これは買うしかないと、即買い。

走井餅

歴史溢れる包装

シックは包装紙で、歴史を感じられます。

走井餅

包装紙を開けると、お店の外観のイラストが箱に巻いてあります。そして、その巻紙をとると、創業当時の店舗の様子がプリントされた箱の登場。なんとも丁寧なステップで到達するのが名物たる所以かもしれないですね。

走井餅
走井餅

すごいぞ走井餅

走井餅と書いていますが、これ読めます?とくに走というところが読めない。「走井」というのは、滋賀・大津にあった井戸『走井(はしりい)』を指します。その水を用いて作られたお菓子。走井は、清少納言の枕草子に紹介される程有名で、さらには成務天皇の産湯にも使われたという名水で、そんな名水を使った特別なお菓子なのだそうです。『走井餅』は歴史の古い和菓子で、江戸時代中期の明和元年(1764年)から売られているそうです。たしかに包装紙に明和元年と書いてあります。

かつて東海道五十三次の茶店で振舞われた人気菓子で、歌川広重の浮世絵『東海道五十三次』の大津宿の絵にも描かれているという。すごい由緒あるお菓子なのです。明治時代にここ石清水八幡宮の門前に移転してきたそうです。

いざ実食

走井餅

私が振り回して歩いていたようで、上下に揺られて、あれ?ということになってしまいました。実際には、刀の形になっていて、平安時代の刀鍛冶が走井で名剣を鍛えたという故事にちなみ、剣難を逃れ開運出世の縁起を担いだものとしたそうです。中のあんこは、北海道産の小豆でつくったつぶあんで甘さ控えめで上品な味でした。

250年以上前の旅人と同じものをk、食べられるというのも嬉しいですね。ぜひ味わってみてくださいね。お土産にする場合には、見ておわかりのとおり、とっても柔らかいので、安定させて大切に持って帰ってください。

またねー!
過去記事はこちら

京都府八幡市八幡高坊19

コメント

タイトルとURLをコピーしました