「長崎ランタンフェスティバル」では、長崎市内中心部が約15,000個のランタン(中国提灯)で飾られ、市内にさまざまなオブジェが飾られ、幻想的な光で彩られています。
長崎の冬の風物詩
2024年のランタンフェスティバルへ行ってきましたよー。立派なパンフレットが準備されていて、長崎市、とても力入っています。
長崎新地中華街が発祥
もともとは中国の旧正月を祝う春節祭りとして、日本三大中華街のひとつ長崎新地中華街で始まったもの。今では、長崎の冬を彩る一大風物詩となり、大勢の観光客で賑わいをみせています。例年、2月初旬から下旬に2週間程度、開催。
ランタン
市内は、大小さまざまな大きさのオブジェがあり、賑やかです。街中が、色とりどりの明かりに囲まれていて、クリスマスに似てるかも。華やかなライトに街が照らされていて、気分が明るくなります。
龍踊
龍踊と書いて、「じゃおどり」と読みます。もともとは中国で五穀豊穣を祈る雨ごいの神事。唐人服に身を包んだ人たちが、龍を操り、雨を降らせようと踊ります。一人、玉を持っている人がいて、龍はその玉を追い求めて乱舞します。玉は太陽、月を表していて、龍が玉を飲むことによって、空は暗転し、雨雲を呼び、雨を降らせるという運びになっています。長崎では、結婚式の余興としても登場するようです。雨や風、龍の鳴き声を表して、ラッパや銅鑼が鳴らされ、賑やか。
ロウソク祈願四堂めぐり
「土神堂」「天后堂」「観音堂」「福建会館」の唐人屋敷会場の四堂をめぐり、赤い蝋燭を点して成就祈願をするというお参りもしました。こちらは、他のイベントとは対照的に静か中でのお参りとなります。四堂巡るルートも明示されていて、とてもわかりやすいです。また全てのお堂には、参拝者をもてなす方がいらっしゃって、いろいろと興味深いお話を伺うことができました。ほんの僅かな時間でも、地元の方と話しをすることできると嬉しいですね。当時の面影を残した唐人屋敷は ノスタルジックな雰囲気の街で不思議な感覚を味わうことが出来ました。
毎年2月の限られた期間限定の長崎最大のイベント「長崎ランタンフェスティバル」。機会あれば、ぜひ外国人と一緒にどうぞ。長崎独特の異文化受け入れの神髄をみることができます。
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