熊本県山都町の静かな山あいに、突然、巨大な石造アーチが姿を現します。 これが 通潤橋(つうじゅんきょう)。1854年に造られた“水を運ぶための橋”。今も日本の土木技術の象徴として多くの人が訪れます。

人が渡るためではなく、水を運ぶための橋
通潤橋といえば、やはり 放水。 橋の中央から勢いよく水が噴き出し、谷へと落ちていく光景は圧巻らしく、YouTubeでもたくさん映像があります。もともとは水路に溜まった土砂を洗い流すための作業だったそうですが、現在は観光文化的なイベントとして実施。放水日はあらかじめ発表されているので、確認してから行ってみてください。 放水が行われる日は限られているため、見られたらとてもラッキー。

アーチ橋
田園風景にぽつんとあるので良くわからないのですが、長さ約75m、高さ約20m、アーチの幅が約28mと巨大。

下に写っている人たちと比較するとその大きさがよくわかると思います。石を積み上げただけでこれほどのアーチを造りあげたとは、すごいですね。

勤勉なリーダの存在
白糸台地は標高が高く、川の水が届かないため、「雨が降らなければ作物が育たない」という厳しい環境。当時、村のリーダだった布田保之助が立ち上がり、村人たちと力を合わせ、谷を越えて、水を運ぶための巨大な石造の橋を築きあげたとのこと。彼は、いきなり巨大な橋を造るのではなく、 まずは小さなアーチで試作を行い、水圧や石の積み上げ方、そして水路の角度まで検証したそうです。そのおかげで、水が届いて、地域の農業が大きく発展。今も現役で水を運んでいます。


熊本大地震でもびくともしなかったという堅牢な建造物。江戸時代の土木技術の高さにビックリでした。何しろ大きい。私が行ったときは、レストエリア等の周辺施設の建設が進んでいたので、これからどんどん人が来る一大観光スポットになると思いますよ。ぜひ外国人と一緒に行ってみてね。
〒861-3661 熊本県上益城郡山都町長原
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