外国人ゲストを案内するとき、 「日本の街には、ふらっと歩くだけでアートに出会える場所があるんですよ」 と紹介できるスポットがあると、とても便利です。これは、渋谷ヒカリエでの開催。ギャラリーコーナーが複数あって、とても刺激的です。
今回訪れた 「なんでも服にしてみた展」 は、まさにその代表。 日常の“もの”を服にしてしまうという大胆な発想が、 日本の遊び心やクリエイティビティをそのまま形にしたような展示です。
グミの袋が服に!
ちょっとレトロなデザインで、グミの袋の色バランスもおしゃれ。異素材をベースに作り上げる技術力だけではなく、“人が実際に着ても大丈夫な作り”にすることが大前提。だから着脱が簡単にできるように後ろファスナーもしっかりつくられていました。実物を見ると、ベルトやつなぎ目など細部まですごく丁寧に作り込まれていることがわかりました。着る人への思いやりと、素材や商品への愛情が感じられる展示でした。

アポロチョコと明治チョコ!
展示されている作品は、どれも「えっ、これが服になるの?」という驚きの連続。アポロチョコの服は、可愛らしく作られていて、明治ミルクチョコレートはクラシカルなイメージのデザイン。素材の選び方や形の作り方がユニークで、日本のアーティストの柔軟な発想を感じられます。

デザイナーにも会える
手がけるのは、衣装デザイナーの塩川夏子さん。アイドル衣装の制作経験を持つ塩川さんが、通常は服作りに使わない素材を衣装へと変えるSNS企画「なんでも服にする人」として制作してきた作品が展示されていました。ヒカリエには、デザイナー自身もいて、会話できました。SNSの写真や動画では伝わりにくい立体感や細かな装飾を、間近で見ることができたのが最高に良かったです。
カプセルトイを使った衣装
これは、ネットに縫い付けてありました。いろいろと工夫して着易いようにデザインされたとのことで、製作ビデオがありました。

無料で楽しめるのが嬉しい
この展示の魅力は、なんといっても 無料で楽しめること。 気軽に立ち寄れるので、 「ちょっとアートを見てみたい」という外国人ゲストにもぴったりです。展示会だけでなく、周辺の街歩きと組み合わせると、 アートな時間がさらに広がります。
日本の街は、看板・建物・小さなショップのディスプレイなど、 歩くだけで“偶然のアート”に出会える場所が多いのが特徴。東京のメジャーなイベントスペースではいろいろな企画があるので、楽しんでみてね。