中山道には、江戸時代の趣がそのまま残る町並みがいくつかあります。そのひとつが外国人に人気の観光スポット「妻籠宿(つまごじゅく)」。江戸と京を結ぶ中山道は69次あり、妻籠宿は江戸から42番目。長野県木曽にあります。
全国で初めて町並みを保存した宿場町
日本で初めての「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されてい保存状態が良く、800mにも及ぶ長い家並みが保存されています。長い歴史を感じながらの散策が楽しめます。
1970年代、限界集落になりつつあったときに、「古いものを残しておくと、いずれ文化財になる。江戸時代から残る宿場町の集落保存をすることが観光化につながる。でも、博物館のようではいけない。生きたままの状態で残すべき』と役場の職員の方が発言したことをきっかけに生活しつつ、町並みを保存するという活動が始まったそうです。
脇本陣 奥谷
庄屋、問屋を務めた家とのこと。旧家の堂々たる造り。いまは、妻籠宿の歴史や町並み保存についての資料が見学できます。
妻籠宿 桝形、座頭市の舞台
徳川家康が宿場町を制定した際に、敵からの侵入を少しでも遅らせるための枡形。道が鍵型になっていて、見通しを悪くする事で侵入者が躊躇する効果を狙ったものとのこと。そこにある宿は、1970年代に、勝新太郎が座頭市を撮影した場所らしく写真が飾ってありました。
ひなまつりイベント
私が訪ねた際、妻籠宿無いの無料休憩所「ふれあい館」にて、1000体にもおよぶひな人形が展示されていました。南木曽祖の伝統的な防寒着である「ねこ」を羽織っている人形があるとのことでしたが、見つけられず。遊び心ある展示は親しみやすいですね。
静かに、昔の建物を楽しむ時間がつくれます。坂はないので、外国人とゆっくりとした時間を楽しんでくださいね。
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