室町時代が脈々と受け継がれてきた技術だからこそ、「金継ぎ」には、いろいろなやり方があるようです。今回私は、お手軽で、簡単な合成接着剤とエポキシなどの合成樹脂で金継ぎ「風」に修理する教室に行ってきましたー。
割ってしまったミントン
もちろん日本の伝統技術を外国製のお皿に使うことはできます。そりゃそうだ。だけど、なんか不思議です。外国人には、日本の伝統技術の柔軟さ、そんなところも魅力に感じられるかもね。
食器に使える接着剤が無い!
さて、きれいにパッカリ、割れたミントン(英国製ね!)。断面を接着剤でつければ簡単復活と思ったのですが。。。ホームセンターに行く度に、接着剤売り場を巡ること数年。どの接着剤も、食器用には使えませんと、明記されていて。。。がーん。いつか巡り合うであろう食器に使える接着剤の登場を期待しつつ、何年もこの状態。ずっと箱に入れ放し。
近代金継ぎ講座
どこが近代?簡単に説明すると、金継ぎは、接着に漆を使います。ただ、漆はかぶれる、入手困難と素人には取り扱いが大変。おまけに漆が乾いて固まるまでの時間がかかる。先生によると、漆にかぶれながら器を接着してから、湿度70%、温度20度の室(むろ)に入れて、1週間ほど待つ必要が有りとのこと。ちなみに漆は乾くのではなくて、水分と漆の成分「漆オール」との科学反応で固まるそうです。
ということで、本格的な漆を使う金継ぎとは別に、手軽な近代的な金継ぎができたとのこと。たまたま自治体で開催された近代金継講座を受講し、じゃーん。
きれいに修理できましたー。金ぴかでございます。食器として問題無く使えています。金属が入っているので、電子レンジは使えません。でそれ以外は、まったく問題なーし。
大切な食器を蘇させる金継ぎ技法。私は、たまたま開催されていた自治体講座で習いました。講座はたくさん開催されています。そして、金継ぎセットはネット販売、またはハンズなどでも販売されています。ぜひ、日本の伝統文化をお試しあれ!
タイの日本食レストラン
バンコクで泊まったホテルの日本食レストラン「Kintsugi」。オシャレ!
明日も22時に、またねー!
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