世界が感動!外国人もビックリ、器がよみがえる日本の伝統技術「金継ぎ」

金継ぎ つぶやき

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お気に入りの食器を割ってしまった、欠けてしまった、なんてことありませんか?どうにか復活させたいですよね。今回は、古くから日本で受け継がれてきた「金継ぎ(きんつぎ)」を紹介します。陶器や磁器の割れや欠け、ひびなどで破損した部分を漆で固め、そのつなぎ目に金などの金属粉を蒔いて美しく装飾する修復技法のことです。15世紀の室町時代から伝わる歴史ある日本の伝統的な修復技法。外国人も注目の技術で、「Kintsugi」は世界語になっています。

外国人に受ける理由~素敵なアップサイクル

金継ぎは、ただ壊れたところ「補修」するのではなく、アレンジを加え「景色」をつくります。この景色をつくるということ、新しい表情をつくると考えるとわかりやすいかもしれません。それが、器に新しい価値をつくると考えられています。素敵なアップサイクルです。割ったりひびが入ってしまった愛着ある器を修理し、傷をあえて目立たせる逆転の発想が、日本人ってすごい!って思われています。

金継ぎ

漆と金を使う金継ぎは、世界が尊ぶ日本の心

日本には「わびさび」や「もったいない」という考え方が古くからあります。金継ぎは、漆と金を使って器の修理が出来上がります。その新しい表情を美しいととらえます。壊れたところを隠すのでは無く、あえて新しい美しさに高める、まさに日本の精神です。それは、外国人にも尊重されています。

金継ぎは、2020年9月17日 アントニオ・グテーレス国連事務総長平和を願うメッセージにも引用されています。亀裂が進む世界が、その困難を克服することで、より良い世界を生み出すことへの希望・期待が述べられています。感動もの。

Japanese culture has a deep appreciation for natural imperfections and flaws. This is reflected in the art of kintsugi – putting broken pieces of pottery together with golden lacquer to create a stronger, more beautiful whole. The result is a piece that is not “good as new”, but “better than new”.  

次回は、私の金継ぎ体験をお伝えしますね。

明日も22時に、またね

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