佐世保港外から北へ25キロ、平戸瀬戸まで連なる大小208の島々は九十九島と呼ばれ、島が密集。島の密度は日本一と言われています。複雑に入り組んだリアス海岸と大小さまざまな島が織りなす景色はとても素晴らしく、2018年4月に国際NGO、「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟認定されている美しい湾です。海岸線の81.5%にあたる288.5kmが自然海岸のまま保全され、美しい風景が広がっています。
ちなみに読み方は、「くじゅうくしま」。
九十九島遊覧船パールクィーン
208もの島がある湾を50分かけて遊覧する「九十九島遊覧船パールクィーン」。優雅な白い船体で、中は木目調になっています。
神秘的な光景
私が行ったときは、残念ながら雨時々曇り、極たまに薄日のようなお天気。雨が降れば船内に入り、薄日が差せば外に出たりと大忙し。
デッキからは、島々を近くで眺めることができて、とっても清々しい気持ちになります。209の島のうち、人が居住しているのは4島のみ。あとは、釣り人が上陸している程度ということで、神秘的な光景が続きます。
真珠の養殖
船内アナウンスによると、九十九島海域では、鯛、ふぐ、カキなど、さまざまな魚介類の養殖が行われているそうです。遊覧船からも、養殖いかだを見ることができました。田崎真珠の真珠養殖場所も通りました。「TASAKI」と書いてあります。こんなきれいな海だったら、きれいな真珠が育つのでしょうね。
展望スペース
航路は島と島の狭いところや、浅いところを抜けるので迫力のある眺めが楽しめます。操船が難しい航路なのだそう。
おすすめはデッキから登れるマストの展望スペース。きれいな海と島を全面パノラマで見渡せる絶好スポット。私が上ったときは、風がすごく強くて、展望スペースに出たら、吹き飛ばされそうになりました。くれぐれも気をつけてくださいね。
点在する島々をめぐりながら海の美しさを間近で体験できる遊覧船ツアーはお勧め。船内アナウンスは、日本語、英語、中国語で行われます。外国人観光客も多く乗船していて、思い思いの場所で九十九湾の景色をエンジョイしていました。みなさんも、ぜひ訪れてみてね。長崎の自然を満喫できますよ。
長崎県佐世保市鹿子前町1008
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