日本の古代へ思いを馳せるなら古墳~外国人向け案内ツアー第3弾~

古墳 ツアー

English version

外国人を案内する場所、悩みますよね。古墳は、いかがでしょうか。え?古墳?どこにあるのかしら?

な〜んて思った方へのとっておき情報です。まず日本には、古墳が16万基以上あるらしいので、意外と近くにあるかも!?ということ、

そして屋外にあるので、気分転換になる。お買い物や観光名所見物に疲れた外国人を案内するにはもってこいの場所です。

さて私がおすすめなのは、関東最大の古墳群といわれている「埼玉古墳群」。場所は、埼玉県行田市にあります。埼玉古墳群と書いて、さきたまと読みます。この辺りを、さきたまと言っていたらしく、それが転じて、さいたまになったそうです。古墳があるくらいなので、栄えていたのだと思います。

古墳

ここは2020年に国の特別史跡に認定、これは、埼玉県にとっては初めてのことだったらしいです。また「埼玉古墳群 – 古代東アジア古墳文化の終着点 -」として世界遺産への登録を目指していることもあり、観光整備が進んでいて、英語表記も充実しています。埼玉県にとって、めっちゃ力が入っているスポット。世界にアピールする古墳群ということで、外国人にもぜひご紹介したい場所です。

前方後円墳8基、大型円墳2基、方墳1基並びに小円墳群で構成される古墳群なのですが、すべてがほどよい古墳サイズ(ほどよさは個人的意見です)で、密集しています。奈良の古墳群は、自転車で回りましたが、ここはハイキング気分で巡ることができます。ナイスにコンパクト。そして外国人が大喜びだったのは(もちろん私も!)、稲荷山古墳は登れちゃうこと!周囲をだーん、と見渡せますよ。心くすぐる冒険イベント間違いないです。

古墳

登れる古墳!ラッキー感満載です。

そしてこの稲荷山古墳から出土された金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)は、国宝に指定されていて、さきたま史跡の博物館の国宝展示館で実物を見ることができます。115文字というびっくりの文字数が刻まれていて、古墳時代(5世紀)の文字を見ることができます。どういう意味?と聞かれましたが、所々読めるけど文章の意味は私にはわからなかったです。しゅん。そうそう、この文字列が書かれたトートバッグも売っていますよ~。外国人には受けていました!

そして将軍山古墳は、なんと墓室に入れちゃいます。これも、マジ?って感じでした。何の前情報も無く外国人を連れて来たものだから、余計にうれしかったです。埴輪のレプリカを並べるなど、古墳が造られた当時に近い形で整備しているとのこと。古墳の内部には、複製の石室や遺物の置かれた状態を見学できますよ。

日本の遠い縁に心を馳せる一日、

外国人にとっても楽しい一日なること間違いなしです。

明日も22時に、またね

<アクセス>

埼玉県立さきたま史跡の博物館 埼玉県行田市埼玉4834 ℡048-559-1111

JR高崎線吹上駅(北口)から朝日バス(4.4km)

JR高崎線行田駅(東口)から市内循環バス(5.1km)

コメント

タイトルとURLをコピーしました